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15kgダイエットの秘訣 [日常日記]

体重を量ってみたら69kgだった。身長172cmだからBMIは23.5、まあ普通体型ということになる。実はかつて84kgあって、肥満でダイエットをしたのだ。どうやって、15kgの減量をしたのかを書いておこう。別に苦労したわけではない。

それまでにも肥満を指摘されて、運動したりを試みたのだが、減量することはできなかった。もちろんこれは酸素吸入が必要になる前のことだ。運動で消費するカロリーはたか知れているし、腹が減るから当然多く食べる。よほど大きく運動して、筋肉が増えでもすれば基礎代謝量が増えるだろうが、そこまで運動人間になれる人は、もともと肥満になったりしないものだ。にわか仕込みの運動は、減量にならない。

僕がやったのは、いわゆる「計るだけダイエット」だ。ネットにも「計るだけダイエット」のことが色々書いてあるが、計ることで何が太る原因なのかを考えるなどというのは間違っていると思う。努力するのは、長続きしないし、必ず反動がある。単純に「計るだけ」に徹するのが正しい。そのかわり、計ることにはこだわる。

0.1kgが計れる精密体重計は必須だ。朝起きて、トイレに行って、全部出した所で、最低体重を量る。夜は、寝る前に同じように計って、壁に貼ったグラフ用紙に印をつける。朝は白丸、夜は黒丸だ。もちろん、パンツなど穿いていてはいけない。1gでも少なくするこだわりが大切なのだ。朝起きて計ると、確実に前の晩よりもかなり体重が減っている。それがまた夜には増えている。

それ以上の事は考えないで、普通に過ごす。グラフが上下するのを眺めていればよい。しかし、0.1kgの体重変化も見逃さないこだわりは絶対必要だ。必ず、素っ裸になって計る。こだわりの体重計測で、自然に惰性食いを排除するというのが、計るだけダイエットの原理だと考えている。これを確実にするためには、むしろ食べたいときには食べたほうが良い。我慢すれば反動が出るだけだ。おそらく、知らず知らずのうちに、「本当にお腹がすいているのだろうか」と自問することになるのではないかと思う。体が要求していないのに惰性で食べ物を口にするのが、肥満の一番の原因だ。

毎日0.8kgほども上下するのだが、1ヶ月もした頃、平均的な体重が下がりだしたかなと意識した。こう感じると続けやすい。上下しながら少しづつ体重が下がり、夜の体重が、最初の頃の朝の体重になった。そして1年経つと、74kgになって、10kgのダイエットが出来た。グラフ用紙を継ぎ足して行って一年で、壁がいっぱいになったので、この計るだけダイエットは止めてしまった。74kgで、あまり変化しなくなったように感じたこともある。しかし、1年続けると習慣が身につくようで、その後も75kg以下を維持していたと思う。BMI=25、ぎりぎりで肥満を抜け出せるレベルだ。

惰性食いを排除するだけだから、この方法には限界がある。肥満から抜け出したいという人には、かなり有効だと思うが、そんなに太っていない人が、もっと痩せて格好よくしたいなどという場合にはあまり有効ではないだろう。

さて、僕はそれからさらに5kgのダイエットをしたわけだが、こちらは結果的にそうなったというようなものだ。「不健康ダイエット」だから、お勧めではない。慢性骨髄性白血病(CML)になり、タシグナと言うお薬を飲みだした。これが、なかなか厄介で、12時間毎に飲み、しかも空腹時に飲まなくてはいけない。朝10時と夜10時に飲むことにしたのだが、そうするとその前2時間、後1時間は食べることが出来ない。

朝8時までに朝食をすませ、11時まで何も食べられない。夜も、8時までに夕食をすませ、11時まで何も食べられない。つまり、間食が出来ないのだ。とりわけ夜の間食制限は、効果が大きいらしい。睡眠中の空腹感が脂肪を燃やすからだ。相手が白血病とあっては、こちらも命がけだからやらないわけには行かなかった。まあ、だれでも死ぬ気で間食をやめれば5kgのダイエットは出来るということではある。

こういうことで、結局、合計15kgのダイエットをしたことになる。
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