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Linuxをwindowsにする苦労 [日常日記]

10年以上にわたって使って来たvaio505がとうとう壊れた。電源ライトが点かず、立ち上がらない。電源系か、ひょっとしたら内部電池が弱っただけかもしれない。ノートブックは中を見るのが難しく、大抵プラスチックボディの爪を壊してしまうから、自分で修理するのは難しい。修理を依頼してみたら見事に断られた。部品が無いということだった。

仕方が無いので、手元にあったLinuxサーバーhp2120をwindowsPCにすることにした。windows2000のCDを持っているから原理的には問題はないはずだ。windows7の時代にW2Kなんてと思われるかもしれないが、windows2000はなかなか軽くてよいOSだ。文房具として使うならまったく引けを取らない。僕は10年このかたW2Kを愛用してきたのだ。わけのわからぬことを勝手にやるVISTAなんかよりずっと使いやすい。windows2000はCDが1枚あれば、ライセンスのややこしさはなく、何台にでもインストールできる。

サーバーをwindowsにするのは、実際にやってみるとなかなか面倒なものではあった。CDを放り込んで見たものの、コンピュータはLinuxを読み込もうとするらしく、エラーとなってCDからの立ち上げはできない。windowsからLinuxならば、簡単にLinuxを読み込んでくれるのだが、逆は難しいのだ。まず既存のブートローダーを消す必要がある。これはやはりLinuxでやらずばなるまい。

ネットで調べるとfdiskを使えとあった。しかし、そんなLinux commandはない。RedHatのCDを放り込んでLinuxのインストールをすると途中にfdiskが出てくる。これだなと思って、使ってみるが、新たなパーティションを切ることを要求されて、消しただけで終わることは出来ない。これで行き詰って、なんどもLinuxのインストールをしてみたりしているうちに、インストールではなくlinux rescueを選ぶとfdiskが単独で使えることがわかった。

全部のパーティションを消して、windowsのCDで立ち上がるとwindows のインストールが始まった。40GBのディスクのformatから始まるのだが、これがえらく時間がかかる。そのあげく、「失敗しました。ディスクが壊れているかも知れません」と言ってきた。Linuxで使えていたのだからそんなはずはない。もう一度やり直してみたが、同じことだった。

どこか不具合があるなら、パーティションに分けてみればわかるだろうと思い、CとDに分けてCにwindowsを入れることにしてみた。容量が小さくなればNTSFでなくFAT32でformatできるからこれを選んでみると上手くformat出来た。やれやれということでいよいよインストールが始まり、無事windowsになったようだった。

再起動するとwindowsの設定が始まる。ところが、この時点でキーボードもマウスも反応が無くなってしまう。これでは先に進みようがない。windowsは入ったがセットアップが出来ないのだ。何度か、立ち上げてみたが同じことだ。Cディスクの容量が足りないのかとパーティションを切りなおしてみたが同じことだった。

またネットを検索すると、windows2000でマウス・キーボードが動かないことはよくあることのようだった。USBはダメだからPS/2のキーボードを使えというのが解決法のようだが、こちらはPS/2しか使っていない。まったくの行き止まりだ。あきらめかけたのではあるが、USBの場合どこで止まるのかを見るつもりでUSBマウスをつないで見た。何とうまく動くではないか。やっては見るものだ。

ここまで二日かかったのだが、やっとwindowsを動かすところにこぎつけた。あとはソフトを入れたり、サービスパックを入れてwindowsのアップデートをやるだけだ。と、思ったら今度はネットワークが動かない。デバイスマネージャで見るとイサーネットのドライバーが入っていない。CDのどこにもこの機械に該当するドライバーがないのだ。hp2120はwindows2000より大分新しいからから無理も無いことではある。

またネットでイサーネットのハードの型式を調べて、検索するとhpのサイトにドライバーがあった。面倒だが他のコンピュータでファイルを取り、スティックメモリーで移してインストールしなければならない。それでもなんとかドライバーが入った。

これでブラウザーをたちあげればあとはネット経由でなんでもできる。と、おもったらブラウザーを立ち上げたとたんにエラーの連続。今のwebsiteは単純なhtmlだけではないから、windows2000付属のブラウザーでは対応できないのだ。

新しいブラウザーをまたスティックメモリーで移す作業をやったが、やはりwindows2000では動かない。調べたところIE6までがW2Kに対応していることがわかった。これを入れてやっとネットが使えることになった。windows2000のサービスパック4を取ってきてパッチを当てられた。

このあと愛用のフリーソフトをネット経由でいれたり、office2000などのインストールなどがあるが、ここまでくればあとは問題ないだろう。やれやれ。
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