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死後の世界はあるのか? [日常日記]

母の死をきっかけに死後の世界について考えてみた。いずれの宗教も死後の人間が行く世界のあることを前提として成り立っている。天国や地獄あるいは黄泉の国などというものがあるのか?6世代のコークとレプトン、ボゾンからなり、4つの力が支配する宇宙空間にそういったものの存在することを求めるのは難しい。

それでも、世の中には宗教を信じる人たちは多く、葬儀の時にはいやおうなく話をあわせなければならない。死後の世界のあることも、ないことも、証明するのは論理的には難しい。だれも行って確認した人はいないし、できることでもない。

宗教者はもちろん死後の世界を否定しないのだが、本当に死後の世界を信じているかと言えば疑わしい。本当にあの世があれば、何もこの現世にお墓を作ったりすることもない。さっさと現世を離れて死後の世界に集中すればよいからだ。彼らも本音では死後の世界に疑いを持っているのではないかと思う。

ところが、実は死後に世界はあるのだ。たとえ自分が死んでしまっても、この世界は残る。だからこそ死んでからの風評を気にしたり、死にざまの汚いことを嫌がったりする。殆どの人がこの信念に確信を持っている。しかし、これも確認することは出来ない。自分が死んだと同時に今自分が見ているこの世界も消えてしまうかもしれない。世界全体が自分の意識の中にある幻想かもしれないのだ。確認することが出来ないという点では同じように死後の世界である。

人間とは実に不思議だ。宗教者であろうとなからおうと、自分では確認できない天国や地獄には疑いを持ち、死後の現世界には、やはり確認は出来ないにも関わらず、確信を持っている。
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