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リハビリをやりたいけれどなかなかね [療養]

寝たきり引きこもりから脱却するためにはリハビリが必要だ。誰でも入院生活で足萎えるが退院して一ヶ月もすれば、自由に歩き回っているのが普通だ。しかし僕の場合、心してリハビリに励まなければならないようだ。根本原因はもともとステロイドミオパシーで筋肉が無くなって来ていることだ。太かった足は見るも無残にやせ細っており、いずれ歩けなくなることは予告されていた。今がその時かもしれない。しかし、半年前には曲りなりにも歩けていた。入院生活による筋力の低下が重なっているのだ。

入院前から杖をたよりに100m歩くのがやっとだったから自由に歩き回るなどと言うことは望むべくもない。しかし、「歩けない」と「少し歩ける」には天と地の違いがある。少し歩けるなら一人でで出かけることが出来るし、温泉の大浴場に入ることもできる。歩けないとなるとすべて介助頼みだ。なんとか、「少し歩ける」になりたい。しかし、酸素ボンベ必須で強い運動は出来ないから鍛え方も緩慢だ。

体調がいい時には出来るのだからリハビリ強化の時だ。これまでも介護保険で週一回の訪問リハビリと言うのを受けて来た。筋肉をもみほぐして、足の前伸ばしとか深呼吸をやる。これに加えて病院で週二階の外来リハビリをやることになった。病院のリハビリ科は入院患者のためにあり、外来を受け付けてくれるところは少ない。転倒して担ぎ込まれた病院の外科の先生に頼み込んだのだ。こちらはまさに歩行訓練で、平行棒や歩行器を使って歩く練習をする。息切れでなかなかハードなのだが、しばらく休んではまた歩く。理学療法士さんが1時間もかけて僕に付き合ってくれるのだからありがたい。

学んだところによればリハビリは毎日やることが重要だ。週2日であとは寝ているのではだめだ。さりとて家の中で歩く練習というのも難しい。広い場所がない。そこで思いついたのはショッピングモールだ。天候にかかわらず快適な温度だし、床は完全にフラット。広さは十分にある。歩行器とかはないのだが、車椅子を僕が押すという方法がある。車椅子によりかかってしまうと前が持ち上がってつんのめるから、連れ合いに座ってもらって重しになってもらう。

これでリハビリ計画は万全だ。これだけやれば回復も早いはずだ。ところが、なかなか目に見えた成果がみえない。歩行器を使っての訓練は、20m位で息切れし、脈拍が130程にもなり休憩になる。これは筋肉ではなく肺機能の限界なので鍛えれば良いというわけでもなさそうだ。肺機能だって訓練で改善するのだが効果は緩慢だ。さらに問題なのは時々38度台の発熱があり寝込んでしまう事だ。4,5日寝込んでしまうとリハビリは振り出しに戻ってしまう。

最近は39度の熱が連日で、全くリハビリどころではない。呼吸器内科では間質性肺炎は悪化していないとのことだし、血液内科ではCMLの悪化は見られない。腎泌尿器も発熱がありそうな異常はない。お互い他の診療科に原因をなすくりあって「様子をみましょう」が続いているばかりだった。

しかし、ここに来てやっと少し進展があった。膿胸の方は、肺が委縮した隙間に胸水がたまっているが、肺が膨張してくるまで待つしかないと言う事だったが、あまり減ってこないので、胸水のサンプルを取って見ることになった。細いチューブを差し込むのは外来でもできる。結果は、やはり膿化しており、ただの水ではなかった。ただ粘度は高くなく、なんと300㏄も排出する事が出来た。どうもこれが影響していたらしく、まだ37.5度程度の発熱は続いているが、翌日から39度の発熱はなくなった。呼吸器の先生も関連がわかったからこれで何か手を打ってくれるはずだ。来月の診察が待ち遠しい。

37度台でも、まだリハビリはつらい。しかし、もう一度ドレインすればさらに良くなるのではないかと期待できる。そうなったら本格的なリハビリの開始だ。
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