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一ヶ月、いまだに寝たまま引きこもり [療養]

退院から一ヶ月。元気になって今頃は温泉にでも出かけているはずだった。ところがそうは甘くない。いまだに寝たきりに近い生活が続いている。原因は正体不明の発熱だ。周期的に発熱が起こり、37度台半ばが3日ほど、続いて38度台半ばの苦熱が2日、そしてまた37度台にもどる。こうなると寝ているより仕方ない。crpは12.白血球は15000もある。ところがCTを撮っても肺に大きな変化はない。呼吸器、腎泌尿器、膠原病でそれぞれ原因を他科に押し付けあっている状態だ。

もともとステロイドミオパシーで筋肉がほとんど無くなってしまい、かろうじて杖にすがって歩ける状態だったのだが、寝込めば極端に筋力が落ちてしまう。熱が下がったらリハビリに励むことが必要なのだが、息切れがして有酸素運動は出来ない。そうこうしている内にまた発熱で寝込む。そんな事の繰り返しで一ヶ月が過ぎたというわけだ。

それでも負けてはおれない。備えあれば憂いなし。正確には「憂い少しまし」だが、2階に上がるには昇降機が設置してある。これで風呂やベッドのある2階への行き来は問題がない。狭い家のありがたさ。家の中ではどこでも伝い歩きで行ける。しかし、起き上がって、立ち上がった時にはすでに息切れしてしまっているのが問題だ。SPO2も80代に下がってしまう。

外に出かける用意もしてある。玄関から車まで3m。段差があるのだが、いくつも踏み台を設置してある。壁伝い、ドア伝い、垣根伝いで車まで行けるのである。車椅子をレンタルするのは娘の49日法要のために練った策だが、これで一応どこにでも行けることになった。

車への乗り込みは、息切れでなかなか苦しいのだが、いいリハビリであることには間違いない。熱さえ出なければ、そのうち歩けるようになると確信している。現実は容易くなく、時々膝の力が抜けて立っておれなくなる。一度ひっくり返ると立ち直りには悪戦苦闘しなければならない。

一番問題になるのは車の乗り降りで転んだ時だ。屋内とちがい床はコンクリートだ。通院で車から降りて家に入ろうとしたときに不覚にも転倒してしまい。額を撃って、病院に運び込まれるはめになった。4針縫って抜糸までフランケンシュタインだ。

車への乗り降りは、近所の友人が来て、手助けしてくれることが条件になった。友人の親切はありがたいのだが、これも実は具合が悪い。寿司とかラーメンを食いに行ったりするつもりだったのだが、通院はともかく、こんなことで頼むのは、あまりにも心苦しい。まあ、用心深く実績を積んで、「見守り」なしで、出かけられると認められるしかない。

まだしばらく引きこもりは続く。
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