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再度の挫折-----進まない抗がん剤治療 [骨髄腫]

配偶者の多発性骨髄腫。自家幹細胞移植を目指しているのだがなかなかうまく行かない。CBD療法はエンドキサンがきつくて挫折。VD療法は4クールやったけど成果がいまいち。VRDにしてやっと効いて来たと思ったら、これも倦怠感が強く、眠れず、食べられずでかなり衰弱して来ている。

しかし、ネガティブばかりではない。何よりも、圧迫骨折の痛みが薄らいだのは相当な進歩だ。痛み止めにオキシコンチンは欠かせず、毎日ボーッとしていたのだが、これは解決する。断薬には激しい離脱症状を乗り越えなければならなかったがなんとかなった。あと少しの事だからと励ましながら通院日に臨んだ。

痛みは取れているし、眠れないのは眠剤を処方してもらえばいいからそれをお願いしようと打ち合わせていたのだが、倦怠感疲労感は限界を超えていたようだ。突然「レブラミドをやめてほしい」と自分で言いだしてしまった。これには僕も慌ててしまった。先生は、基本的に患者の希望を受け入れる立場だ。完治のない病気だから、最初から緩和ケア的な対応がある。

確かに衰弱が激しく、このままではたとえ寛解したとしても、肝細胞採取ができるだけの体力が続かないようにも思う。2クール目に入っており、あと少しで予定の3クールが終わるし、確かに効果が見えているのだから残念ではあるが、再びの挫折を受け入れるしかない。

実は僕は耳がよく聞こえなくなっていて、詳細は聞き取れなかったのだが、先生は、レブラミドなしの治療として新薬カイプロリスの使用を考えているようだ。病院のベッドに空きが出来たら、入院して試してみることになった。それまで、またVD療法に戻る。VDでは進展は望めず現状維持でしかない。

カイプロリスはベルケイドの改良版で、より選択性が高く、ベルケイドで問題だった末梢神経障害を低減させたものだ。カイプロリスならレブラミドなしで効果が出るという保証があるわけではない。KRD療法としてカイプロミスでもレブラミドとの組み合わせが多いようではある。新薬カイプロミスは、ベルケイドが効かなくなった時に使えると思っていたのだが、ここで使ってしまうと後の手がないことも気になる。心臓への負担もあるし、彼女は副作用に敏感だから新たな副作用が出現するかもしれない。

レブラミドを停止して一週間くらいになるが、食欲が出てきたし、倦怠感も少しは和らいだようだ。症状としては元気になっているが、もちろんこれは骨髄腫の治療が進んだわけではなく副作用が低減されただけだ。おそらく来週から入院でKD療法が始まる。良く効いて、副作用も少ないことを願う。なんとか幹細胞移植にたどり着きたいものだ。
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