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戦果は出ている、けど味方の消耗も激しいーー抗がん剤投与 [骨髄腫]

我が連れ合いの多発性骨髄腫。VRD療法3クール目になった。BD療法で行き詰まり停滞していた数値も再び下がりだした。IgG1121、これは正常範囲に入った。βマイクログロブリン2.3、あと一息で2を切ることができる。感度の良い、フリーライトチェーンはまだκが1360だからとんでもなく高く、κ/λも97だから1.4には程遠い。しかし、一か月前は545だし、その前は高すぎて測定不能だったことを思えば相当な改善だ。

ただ、症状としては悪化が進んでいる。副作用で一日中寝込んでいる日が多くなった。圧迫骨折の痛みが続いており、コルセットをつけてオキシコンチンを処方されているが、これも長い。骨折はそろそろ治癒してきてもいいはずだ。コルセットの圧迫感も長引くとつらい。しかし、痛みを感じない状態でコルセットを外すのは危険だ。また他の骨折をしたのでは元も子もない。

痛み止めの麻薬オキシコンチンを6錠から3錠さらに2錠に減らしてきた。減らしても痛みは、そんなに増えないから多分圧迫骨折は治癒してきているのだろう。炎症反応を示すCRPも下がってきている。しかし、減らすたびに強い離脱症状が出る。今回とうとうゼロにした。1錠2回を急にやめてしまうのはきついと思ったのだが先生は「1錠以下はありません」というころで、半錠という提案は没になった。

案の定、やめた翌日から3日に渡って吐きまくり、夜中も嘔吐で寝られず、体中に痛みが出てくるし昼間も倦怠感にさいなまれることになった。何もする気がなくなる。離脱症状は一時的なものであるが、倦怠感などの副作用は持続する。おそらくレブラミドの副作用だろう。食欲もなく体重がかなり減って来ている。気力も減退して弱気なことを言いだした。

体力の消耗が激しいが、あと2クール。なんとか持ちこたえて、寛解に持ち込み自家幹細胞移植に持って行きたい。ガイドラインによれば65歳以下が対象なのだが、治療開始の時に、元気だから持ちこたえられるという判断だった。今なかなか微妙なところに来ている。年齢で対象外としているのにはやはり理由があったのだ。「我敵陣ヲ突破セリ、サレド味方ノ損傷ハ極メテ多シ」といったところだ。
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