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リウマチ性多発筋痛症 [療養]

20年以上も前から、もともとリウマチの傾向があった。左右対称ではないし、リウマチ因子も高くなかったから、典型的なリウマチではない。リウマチ性の間質性肺炎にもなったし、ループス腎炎も経験している。一種の膠原病で、免疫系異常が起こる体質らしい。

最近起こったことは、筋肉痛である。何かの拍子に突然太ももの反対側がギクッと痛む。歩いているときはあまり痛まないのだが、椅子に座るときにギクっと痛んで思わず唸ることになる。腰の関節かとも思うのだが、どうも骨ではなく筋肉らしい。立っていても、体重を移動すると時々、ギクッとなる。これが頻繁に起こるとなると、動きは用心深くならざるを得ない。何をするにもおそるおそるになる。

筋肉痛というのは、こむら返りのようなものと、走りすぎて乳酸が溜まったりしての痛みがあるのだが、どちらかというと後者だ。リウマチなら関節だから筋肉と関係があるとは思われなかった。色々とネットを検索していたら「リウマチ性多発筋痛症」というのがあることがわかった。丁度、読んでいる新聞の記事にもこれが取り上げられていた。60代以上の高齢者に多く、リウマチを持っている人にはさらに多いとある。

処方はステロイドだ。もともと、リウマチと間質性肺炎があるので、ステロイドは処方されている。量はだんだんと減らして行って10mmになっていたのだが、これを20mmまで戻してみることにした。結果は歴然としていた。ステロイドというのは魔法の薬だ。使い方も難しいところがあるが、効き目も大きい。2日目にもう、痛みが少なくなった。3日目にはウソのように痛みがなくなった。

友人に聞いてみると、にたような症状の人が、意外と多い。整体に通ったり、針灸に凝ったりしているのだが、一進一退を繰り返している人が多い。i痛みが肩であったりすることが多いらしい。痛みが一時的に取れると少し直ったように思うが、また痛むということを良く聞く。治療をすれば、おそらく一週間とかからずに結果が出るにちがいない。

こういう人には、整形外科ではなく、リウマチ内科に行って、リウマチ性多発筋痛症ではないかと診断してもらうことを薦める。注意しなければならないのは、リウマチ因子は検出されずとも、リウマチであることがかなりあるということだ。関節リウマチの場合、それでも関節の軟骨が消耗しておればリウマチと診断される。リウマチ性多発筋痛症なら多分、ステロイドが効くかどうかを試してみるのが一番なのだと思う。反応が早いからすぐにわかるはずだ。

このあたりは、担当のお医者さんの考え方にもよる。若いお医者さんは、検査ではっきりと診断がつくまでは処方しない傾向がある。ベテランのお医者さんは、検査が万能でなかった時代に育っているので、こういったプラクティカルな対応をしてくれる。ステロイドは直ったからといってすぐに止めるわけにはいかない。徐々に減らして行くプロセスが必要だからだ。こういう意味でも、かかりつけ医として、自分に合ったお医者さんと常々接触しておくことは、大切だと思う。






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