SSブログ

ループス腎炎 [療養]

間質性肺炎の急性増悪で半年入院生活をしたが、退院後3年になる。ステロイド投与量は5mgまで減って、副作用も少なくなっていた。時折、リウマチが暴れることがあり、そんなときはステロイドをしばらく10mgに増やしてやると収まった。しかし、今年は一月から何回も風邪をひき、38度の熱がでることがしばしばあった。レントゲンにもCTにも異常がない。直ったと思えばまたすぐに熱がでる。そんなことを繰りかえして、先生も僕も首をかしげた。

そのうち先生が、もう一度レントゲンを取ろうといい出した。今度は新たな影が現われて、間質性肺炎の再発と言われた。対処は同じでステロイドを10mgまで増やすと収まった。それでもやっぱり7.5mgでも熱が出る。手首が痛くなるのはリウマチが出ていると思えるが今回は腰が痛い。レントゲンに影は出ているがたいした事はない。

いろいろな病気を抱えてはいるが、熱が出てCRPが高い以外には特に変化がなくγGTPも低い。ステロイドで免疫力が低下しているので細菌性の感染症には弱く、尿の出も悪いので尿路感染も疑って抗生剤を飲んだが効き目がない。ふと気が付くと尿の検査に「細尿管上皮細胞」と言うコメントが付いている。

これから、いろいろ探ってみてループス腎炎に行き着いた。ループス腎炎はいわば間質性肺炎の腎臓版であり、尿細管上皮細胞が尿に流出するし、間接の痛みも伴う。腎臓だから当然発熱する。リウマチ、間質性肺炎、ループス腎炎は結局根は一つ、免疫系の異常だ。

 本当はこれらを総合してみてもらえる先生がいるといいのだが、現在の所、呼吸器、リウマチ、泌尿器は別の診療科になってしまっており、なかなか総合的に見てもらえない。全身性エイトマトーデスはすべてを含むように見えるがレイノー現象のような特異な症状がないと当てはまらない。

どっちみち治療としてはステロイドの投与、場合によってはネオーラルのような免疫抑制剤を使うといったものしかないのだから、総合的に見ても特に何か新たな展開はないだろうから、結局は同じかもしれない。話のしやすい呼吸器の先生のお世話になっておくのが無難だということになる。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。