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微妙に増えた腫瘍マーカー [療養]

肺ガンの経過観察が続いている。一か月経っての再診には緊張してしまう。前回の診断でCTに現れた腫瘍が大きくなっていなかったことが希望の光だが、腫瘍マーカーSCCは陽性のままだ。体調は悪くない。

先生と一緒にCT画像を見ていく。あった。白い塊は依然として健在だが大きくはなっていない。腫瘍マーカーのほうはどうだろう。SCC=2.0.うーん、前回の1.7より少し増えている。基準値1.5より下がってくれたら、ガンではないとの診断になったのだけど、増えてしまったのでは経過観察は持ち越しになる。

しかし、ともかくも僕の腫瘍は発育不良で、急速に大きくならないことは確定した。まだまだ頑張れるということだ。腫瘍マーカーがずっと陽性のままだということも当然気になる。肺以外のところに転移して、密かに大きくなっているのだろうか。微妙に増えたというのがすごく気になる。

くどくど考えても仕方ない。大体、僕は検査数値に変な結果が出るという体質を持っているのだ。間質性肺炎は、いきなり急性増悪で始まったのだが、血痰を吐きSPO2が65という状態でも、KL-6は正常値だった。関節リュウマチも、左ひじの関節が破壊され、まっすぐには伸びなくなったのだが、痛みはあったのにHARAは正常値だった。いずれも、ある程度、症状が収まってから逆に数値が出始めるということになった。

白血病の薬であるグリペックを飲んでいたのだが、断薬を試みたら、とたんにγーGTPが跳ね上がった。副作用の逆だ。一年以上にわたって、γーGTPが高かったのだが、肝臓の肥大はない。それが、今回の肺癌発症とともに、ストンと下がった。

検査数値というものは、全くあてにならないものかと言えばそうでもない。KL‐6だって、HARAだって、後にはちゃんと出てきた。CRPは確実に体調を表している。

では、扁平上皮ガンのSCCはどうなのだろうか。またまた、くどくど、考えている僕。

大切なのは、そんなことではない。限りある命をどう満たすかだ。どっちみち、年齢からしてもあと10年以上になる確率は極めて低い。5年になろうが2年になろうか大きな差ではないのだ。心してポジティブに生きていこう。
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