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やはり四国は遠いとこ [四国旅行]

足摺岬を楽しんだあと、松山を経て帰り道になる。グーグル地図で見ると松山から4時間半で行けることになるが、実際には宇和島までで4時間かかる。曲がりくねった海沿いの道はなかなか進まない。足摺岬周辺を散歩して昼食後に出発したので、松山に着いたのはもう夕方だった。松山城に行ったら、ケーブルカーの運転時間が過ぎていて登れず、それではという事で、ぼっちゃん団子を食べに行ったら、もう団子屋は閉まっていた。

松山は散々だったが、ここからの帰宅道は遠い。夜ではあるが、しまなみ海道を通って尾道に渡り、岡山まで行くことにした。岡山のビジネスホテルにたどり着いて寝たのは、もう真夜中だった。

今は岡山市に編入されてしまったが、備中高松は我が家の先祖が300年に渡って暮らしたところで、父母の墓もここにある。墓参りもしておかねばならないのだが、これがなかなか大変だ。墓地は山の上にあり、車の通れる道はないから、かなり登らねばならない。酸素ボンベを担いで、杖をついての登山ということになる。江戸時代初期からの墓がいっぱいあるのだが、墓石の腐食は案外早いもので、文政以前のものは、ほとんど読めない。

山から下りてきたらもう昼だ。ここから関東まで高速道路を走っても一日はつらい。途中、蓼科に一泊することにした。神戸の妹が蓼科の別荘に滞在しているというから会っておこうと思ったのだ。連絡を取ったら、別荘でなくホテルにいると言うことだった。別荘は管理が大変だ。掃除、草取りなどをして、最後はホテル泊まって疲れを取るのだから、何のための別荘だかわからなくなる。

蓼科も自然が美しいところだけれども、保養地だからおしゃれなレストランやカフェもあって、四国の雰囲気とはまるっきり違う。やはり、都会人はこれが好みらしい。四国がなかなか観光地とならないはずだ。翌日、高速道路で無事帰宅。半日もかからず、なんと手近なことだろう。

やはり、四国は遠い。辺境の地だからこそ行って見る価値がある。酸素ボンベを持ち歩かなければならない病身で四国を巡ることができたことに感謝したい。達成感、満足感が得られる旅だった。

サイダーを飲み干そうと上を向く 白い雲あり青空の中

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コメント 2

tati

おら様
無事のお帰り安心致しました。
四国は徳島市以外は行ったことがないので楽しく読ませて戴きました。
また、折り畳みドリッパーで思い出したのは唐沢でコーヒーを売った事です。
結構な儲けになりました。
大変お疲れ様でした。またの旅行記を楽しみにしております。
by tati (2016-05-20 09:37) 

おら

お声がけありがとうございます。tatiさんは、色々な仕事を体験して社会経験が豊富なようですね。コーヒーは確かに利益率が高そうです。スターバックスの値段って高いですからね。僕は「勝手なことを言うばかりだ」といつも社会経験の不足を批判されています。
by おら (2016-05-22 09:51) 

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