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スペインと地中海(3) 予約の問題 [スペインと地中海]

旅の醍醐味はいきあたりばったりにある。自由を求めて旅に出るのに、予約した予定に縛られるのは間が抜けている。予定をこなすのは仕事でしかない。

そう考えて来たのだが、実際には現地で、時刻表を調べたり、地図とにらめっこをしたりで、時間が経ってしまうことが多い。現地効率は悪くなる。最近は、事前に調べて、予約したほうがいいものは予約するというスタイルになって来ている。事前リサーチですでに旅が始まっていると考えることにしている。

今回は、vacationsToGoと言うサイトでクルーズチケットを買った。web siteからボタンを押すとクルーズの申し込みができる。申し込むとすぐにメールが来る。ところが、どうも、これは自動発信のメールだったらしい。返事をしてもメールがはねられてしまう。そして、同じメールが何回も来るのだ。結局、電話するhしかなかった。スパムを避けるため、フィルターをかけているらしい。どうも「xxx.ne.jp」とか「xxxx.co.jp」とかは、怪しいメールと分類されてしまうらしい。時差もあるし、電話での話は通じにくいこともあって、気後れしてしまう。まあ、なんとかメールでのやり取りに持ち込むことが出来た。

次は航空券だ。昔は、航空会社の正規料金は、極端に高く、航空券は格安旅行社で買うものだったが、最近は航空会社から直接ネットで買うのが、むしろ安い。特に、酸素の問題で、航空会社と交渉がいる場合は、直接買ったほうが、話がしやすい。とは言うものの、航空会社との話は、実はなかなか難しいのだ。日本支社の電話番号が乗っているが、電話をすると、大抵自動応答で、番号をプッシュさせられる。その分類に面倒な話はない。航空券の購入にはオペレータが出てくるが、買う以外の話は取り合わないことが多い。本社担当者のメールアドレスを聞き出すのに苦労する。emirates航空は、酸素が無料だとわかってよかったが、その手続きについては、航空券を買ってからでないととりあってくれない。出発の2週間前にMEDIFと言われる書類を出して、向うが適否を審査するというのだから不当に弱い立場におかれるような気がする。

次が列車だ。これがなかなかの曲者だ。スペインの鉄道はRENFEが仕切っている。RENFEのweb siteで見ると、同じ路線のチケットが列車ごとにえらく違う値段になっている。バルセロナからマドリッドまでの新幹線が55Euroから、300Euroまでいろいろあるのだ。どうも、売れ筋の時間帯は高くなるらしい。しかも、RENFEには日本支社というのがあって、これをさらに手数料を加算した高値で売っている。本社で買うのがいいのだが、インターネットの回線が細いようで、繋がったり切れたりする。日本のクレジットカードが使えないといったこともネットには流れているから心配だが、そもそも2ヶ月以上先の切符は売らないらしい。3月になってから試みることにする。

どのような予約をするかで、また問題が起こった。時刻表を見るとバルセロナからの列車は、マドリードでトレド行きに5分で接続する。ところが、旅行記を見るとAVEの乗客は、降車ゲートを通って外に出されてしまう。乗車ゲートには、X線スキャンなどのセキュリティーチェックがあるというのだ。これではとても5分で乗り換え出来ない。駅の構造図を見てみると、前のほうでは各トラックは繋がっており、ゲートを通らず乗り換えできるような気がするのだが、確認できない。一時間に1本しか便がないから、乗り換えに余裕を見るとスケジュールがさらに厳しくなる。

一般論として、予約をきっちり入れた旅程は、予約に遅れると困るので、余裕が多く必要になる。 そのため、きつい旅程がますます厳しくなる。 ここまで考えて、最初のところで書いた旅の醍醐味にもどることになった。欲張った旅程を計画すること自体が矛盾だ。予約で縛られるのはごめんだといった考えが頭をもたげてしまった。名所は全部諦めて、4日間をバルセロナで過ごすという案に切り換えることにした。街中を散策するこよし、Monserratなどに出かけるもよし、予約なんかしないのが一番だ。

飛行機と船だけは予約して、あとは行き当たりばったりでいこう。

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