SSブログ

(7)沖縄をあとに [沖縄旅行]

最終日は昼の便だから朝ゆっくり寝れば、とくに何もない。空港までの道は高速道路でこれは空いていた。沖縄のような小さな島の中に高速道路を作る必要があるのかとも思う。
しかし、本土で考える以上に沖縄は広い。那覇の町は県庁所在地でそれなりに都会であり、混んでいる。独立国として成り立っていたほどの土地柄なのだ。

さて、この旅行は僕にとっていったい何だったのだろう。沖縄の軍事基地の問題を肌で感じられたことは大きい。もう一つはやはり、土地に結びついた文化ということだろう。

人間は土地に住み付き、漁撈、農耕で生活した。その生活様式が文化なのだ。生活と共に歌があり、舞踊があり、宗教があった。長い間に人々はこれをはぐくんできた。商業も工業も第一次産業の基盤の上に成り立っていたがゆえに堅個なものであった。

今の日本は工業、商業があるがその基盤を持たない。貿易立国と称して、輸入・輸出の自転車操業を行っているから砂上の楼閣だ。一度、災害や変事でループが途切れればたちまちのうちに行き詰まる。

このような所に文化は育たない。沖縄は僕らの生き方を問い直してくれる。そんなことを考えながら僕は沖縄の旅を終えた。沖縄は近くもある。レンタカーを返して、定刻どおりの出発で帰路につき、夕方までには帰宅することができた。

ーー沖縄旅行完ーー


沖縄旅行を全部見る


nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 1

mi

一気に読みました。相変わらず前置き長いな~(笑)。
1つ言えるのは、お父さんにミシュラン☆☆☆店の判定をさせてはいけない。
でも、”チープに贅沢する方法”なら語ってもいいかもね。
おもしろかったです。
by mi (2011-11-30 21:41) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

(6)美ら海と琉球村母の足跡 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。