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台湾旅行(15) 飛ばない飛行機 [台湾旅行]

空港近くのホテルに泊まり、翌朝は渋滞の心配をすることもなく5分で空港に着いた。チェックインもスムーズで、酸素濃縮機が例によってセキュリティで多少手間取った他は大してトラブルもなかった。台湾でUAはマイナー航空だからレッドカーペットクラブは無い。替わりにシンガポールエアラインのラウンジを使わせてくれるのでここで、朝食を食べながら充電。飛行機は定刻少し前に搭乗口を離れた。5泊の旅もこれで終わりだ。

飛行機が滑走路に着き、いざ離陸と言うときになった。「油圧計の値がおかしいのでちょっとメカニック来て貰う」というアナウンスがあった。そのうち「滑走路から登場口に引き返して検査する」に変わった。結局、一時間くらいして、「修理に時間がかかるから一旦降りて食事してくれ」ということになった。300元の昼食券を配ってくれたので、ゲート近くのレストランなどに行った。

300元なら結構いい食事が出来ると思ったがそれが間違いだとはすぐにわかった。ここは空港価格だからべらぼうに高い。300元ではハンバーガーがやっとだ。買ってきて待合室で食べていたら、またアナウンスがあって「今日は飛べないから、もう一度通関してUAカウンターにいけ」という。

すでに出国審査を終えているので、パスポートのスタンプを取り消してもらわねばならない。こんな時、必ず長い行列になるので、急いでいくべきだとは知っていたが、酸素発生器の電池が切れかかっている。おまけに、連れ合いがまたもや帽子をなくして探しに行ったりして、結局サービスカウンターの行列の後尾に付くことになった。

サービスカウンターでは300人あまりの乗客の一人一人について、代替のフライトの手配をする。乗り継ぎとか色々ややこしいので、他の航空会社との連絡とかなかなか大変だ。その窓口に2人しかいないのだから、行列はいつまでたっても進まない。そのうち他社のフライトは出てしまい残りの乗客は翌日まで足止めとなった。

台湾旅行はもう1日延びたのだが、ホテルに着いたのは長い待ち時間のあげく夜だったので、観光は出来ない。ホテル代は航空会社持ちだが「城市商旅」という少しくたびれたホテルだった。夕食はバイキングだったがあまり楽しめるようなものではなかった。カリフォルニアから上海に会議で行った帰りに台湾に寄ったら足止めにあった人、香港の会社に勤める日本人エンジニアなど同じような境遇の人たちと話が出来たのは面白かった。

翌日も早めに空港に出かけたのだが、チェックインカウンターが長い行列になっている。よく見ると「flight cancelled」と張り紙がしてある。他社便に乗り換えて送り出そうというのだから、また長くかかる。幸い、行列の後尾と言うことはなかったので、昼前china airlineのボーディングパスを手に入れた。

ここで気が着いたのは酸素発生器が使えるかどうかだ。UA、JAL、ANAなら使えるがCHは確認していない。調べてもらったらだめだというので振り出しにもどった。JALとかANAならOKのはずだと言ったのだが、どうも台北では確認が取れないらしく、結局次の日のUAに回されてしまった。つまり2日間足止めを食ったことになる。

繰り返して謝ってくれて、ビジネスクラスに乗せてくれたし、ホテルはノボテルで食事は圧倒的に良かった。久しぶりの洋食を食べた。さすがに次の日はまともに飛んで、無事に帰ってきたが都合7泊の旅行となった。

                            <台湾旅行 終わり>
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