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酸素の長いチューブ [療養]

何につけても工夫が大切。これは僕の信条になっている。酸素を使うには、酸素濃縮機からチューブを通して酸素を吸う。家の中ならどこへでもいけるように、このチューブは長いものになっている。家の中で移動すると、このチューブがあちこちに引っかかる。鎖に繋がれた犬のようなものである。

最悪なのは、息切れを避けて慎重に、階段を上ったところで、動けなくなることだ。一階のどこかでチューブが引っかかっている。掃除機だったり、携帯充電器のコンセントだったり、ともかく、また下に下りて階段を上がり直さなければならない。これでまた息切れする。

引っかからないようにするには、移動のときに、まず手元に手繰り寄せて、移動とともに徐々に延ばして行けばよい。これが、なかなか実行できない。移動は、もちろん必要があるからするのだが、その目的がまず頭に浮かぶから、チューブをたぐる事を忘れて動き出してしまう。

最近は、大分手馴れて、忘れずチューブを手繰るようにはなってきたのだが、チューブが捩れてしまうことが多くなった。酸素濃縮機の接続口は回転するようになっていて、捩れが取れる仕組みなのだが、そううまくは働かない。捻れるとチューブ自体が絡まってしまう。動き回れば、ねじれることもあるだろうとは思ったが、どうも動きの割りにねじれが多いような気がする。

なぜ、捩れるのだろうかと考えて見た。どうも、この手繰りが捩れの原因であることがわかった。普通、チューブを手元に手繰るとき、ぐるぐると、輪を作って束ねて行く。捻っているつもりは無いのだが、輪にするというのは、自然に捻っていることになる。テープをぐるぐる巻いて引っ張ってみれば、捻れていることがわかるだろう。

捻らずに束ねるには、輪を作らず、手のひらの上に往復させればよい。8の字で束ねて行くようなことになる。ためしに、これをやってみたら、見事に捩れは起こらなくなった。ちょっとの工夫でこんなにも違うのだ。

在宅酸素のほかの皆さんはチューブをどのように扱っておられるのだろうか。くだらないことではあるが、何でも工夫してみると解決策があるものだという信念をまた強めた。

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